天然木の外壁には、天然木ならではの表情、やさしさと温かさがあります。天然の木目や一枚ごとに異なる表情に魅力を感じ、「できることなら住まいに取り入れたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。

その一方で、天然木の外壁を検討するときに気になるのが、次のようなデメリットではないでしょうか。

「雨に濡れると腐らない?」
「カビやシロアリは大丈夫?」
「汚れやすく、手入れが大変なのでは?」
「きれいな状態を長く保てる?」

結論からお伝えすると、天然木の外壁のデメリットを正しく理解し、外壁に適した木材・塗料・施工方法を選ぶことで、多くのリスクは軽減可能です。

この記事では、天然木の外壁材のメリットを最大限に楽しめるよう、プロの方にも、初めての方にも分かりやすいよう、木の外壁に見られる主なデメリットを解消する方法をご紹介します。

天然木の美しさを楽しみながら、できるだけ長く使用し、安心して暮らしが出来る方法について、ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。

目次

  1. 天然木の外壁の魅力とメリット
  2. 天然木の外壁でよく言われるデメリット
  3. 木製外壁専用塗料「M-FECT(エムフェクト)」で多くの弱点が解消!
  4. 「M-FECT」が木の外壁を守る仕組みを解説
  5. 天然木外壁材「Ow(オーダブリュー)」とは?
  6. 外壁に天然木を採用するためのチェックリスト
  7. 木の外壁に関するよくある質問

1.天然木の外壁の魅力とメリット

まず初めに、憧れの天然木の外壁の魅力とメリットをご紹介します。

◎天然木の外壁が好まれる主な理由
・天然木にしか表現できない木目とやさしい質感&肌触り
・周囲の景観になじみやすく、リラックス空間に最適
・時間の経過による色や表情の変化を楽しめる
・国産材を活用出来、地産地消につながる
・部分的な補修や張り替えが可能
など

天然木の外壁は、窯業系サイディングや金属製外壁とは異なり、一枚ごとに木目や色合いが異なるデザインにすることが可能であることが最大の特徴です。
均一ではないからこそ、唯一無二のオリジナル感と、柔らかな表情や奥行きが生まれます。

一方で天然木は、木自身が行う呼吸とともに、水分を吸収と放出を繰り返しています。そのため、雨や湿気を吸収し続けたり、紫外線、虫などの備えをしていないと、劣化が早くなります。

そのため天然木を外壁に使用する場合、天然木ならではの性質の理解と、その対策を行うことが、後悔を防ぐ第一歩です。


2.天然木の外壁でよく言われるデメリット

天然木の外壁についてよく挙げられるデメリットと、その原因は以下の通りです。

天然木の外壁における注意と対策

天然木の外壁は、雨や湿気、紫外線などの影響を受けます。長く使うために知っておきたい注意点と対策をまとめました。

デメリット 主な原因・起こりやすい状況 対策のポイント
① 腐りやすくなる 水がたまり、木が湿ったままだと腐りやすくなります。 水はけと風通しを確保し、防腐塗料で保護する。
② カビ・藻が発生する 日当たりや風通しが悪い場所では、湿気が残りやすくなります。 乾きやすい構造にし、防カビ性能のある塗料を選ぶ。
③ 虫・シロアリの被害を受ける 湿気が多い場所や、防虫対策が不十分な部分は注意が必要です。 適切な防虫・防蟻処理を行い、建物周辺も点検する。
④ 汚れ・雨だれが目立つ ホコリなどが雨水と一緒に流れ、筋状の汚れが残ることがあります。 雨水の流れを工夫し、汚れが付きにくい塗料を選ぶ。
⑤ 色あせ・変色する 紫外線や雨風で色が変わり、日当たりによって色むらも生じます。 元の色を保ちたい場合は、変色を抑える塗料で保護する。
⑥ 定期的なお手入れが必要 立地や塗料によって劣化の進み方が異なります。 定期的に点検し、状態に応じて清掃・補修・再塗装する。


このように、多くの懸念点がよく言われていますが、
木製外壁専用塗料の「M-FECT(エムフェクト)」は、
木製外壁のデメリットの多くに対応しているので、
天然木の美しい木目を長期間楽しむことが可能です。

また、再塗装のメンテナンスも、約5年に1回程度で対応可能です。
※立地や日当たりなどによって、お手入れの時期は異なります。

詳しくは、次の「3.木製外壁専用塗料『M-FECT(エムフェクト)』で多くの弱点が解消!」でご紹介します。

木製外壁の経験豊富な工務店や設計事務所へ依頼

天然木の外壁にする場合は、水はけや風通しを考えることはもちろんのこと、以下についても重要ですので、木製外壁の経験豊富な工務店や設計事務所に相談することをお勧めします。

デメリット 主な原因・起こりやすい状況 対策のポイント
⑦ 反り・割れ・伸縮が起こる 木が湿気を吸ったり乾いたりすることで、形や寸法が変わります。 外壁に適した木材を選び、木の動きを考慮して施工する。
⑧ 防火上の制限がある 地域や建物の条件によって、使える外壁の仕様が限られます。 計画の早い段階で、設計者や施工会社に確認する。


また、エコな外壁として注目されている、天然木が年月とともに銀灰色になる「シルバーグレー化」は、無塗装の木製の外壁材ならではの味わいとして楽しむこともできます。


3.木製外壁専用塗料「M-FECT(エムフェクト)」で多くの弱点が解消!

木製外壁専用塗料「M-FECT」は、株式会社丸紀が木質外壁のために開発したオリジナル塗料です。

木目や天然木らしい風合いを生かしながら表面を保護し、木の外壁で心配されやすい汚れ、腐朽、カビ、虫害などのリスクを軽減することを目的としています。

主な特徴は次のとおりです。
・雨水で汚れを流れやすくする「セルフクリーニング機能」
・静電気による汚れの付着を抑える「帯電防止機能」
・腐朽を防ぐ「防虫・防腐・防カビ・防蟻性能」
・木目や質感を生かしやすい「半造膜型」
・「15色とクリア」から選べるカラー展開

M-FECTは木製外壁の弱点を補い、天然木の美しさと保護性能を両立しやすくするための塗料です。

そのため、「木の外壁をまったく汚れなくする」「木材の劣化を完全に止める」ことが出来る塗料ではないと正しく認識し、木の外壁と塗料を検討することが大切です。


4.「M-FECT」が木の外壁を守る仕組みを解説

木の外壁に関する不安と、M-FECTによる対策をまとめると次のようになります。

木の外壁に関する不安 主な原因 M-FECTによる対策
ホコリ・雨だれ 静電気や雨水による汚れの付着 帯電防止・セルフクリーニング機能
腐朽 雨水、湿気、腐朽菌 撥水性・防腐性能
カビ 湿気や表面に残った汚れ 防カビ性能
虫害 木材害虫 防虫性能
シロアリ 木材への蟻害 防蟻性能
木の質感が隠れる 厚い塗膜による被覆 半造膜型で木目を生かしやすい
色の選択肢 塗料ごとのカラー制限 15色+クリアから選択可能


雨を利用するセルフクリーニング機能

M-FECTの塗膜表面は、雨水となじみやすい親水性を持っています。

外壁に汚れが付着したとき、汚れと塗膜の間に雨水が入り込むことで、汚れが流れ落ちやすくなる仕組みです。すべての汚れが雨だけで完全に落ちるわけではありませんが、汚れを残りにくくし、日常的な清掃の負担を軽減する効果が期待できます。


帯電防止機能でホコリの付着を抑える

外壁には、静電気によってホコリが引き寄せられることがあります。

M-FECTに含まれるシリカ粒子には静電気の帯電を防ぐ性質があり、汚れの付着を抑える効果があると案内されています。まずホコリを付きにくくし、付着した汚れは雨で流れやすくする。この2つの働きによって、外壁の美観を保ちやすくします。


防虫・防腐・防カビ・防蟻性能

M-FECTには、防虫・防腐・防カビ・防蟻性能があります。

日本の高温多湿な環境では、水分だけでなく腐朽菌、カビ、木材害虫などへの備えも必要です。複数の保護性能を備えた塗料を使用することで、木質外壁に起こりやすい生物劣化のリスクを軽減できます。

ただし、塗装だけに頼るのではなく、湿気をためない設計や定期的な点検も合わせて行うことが大切です。

木目を生かしやすい半造膜型

木の外壁を選ぶうえで、「塗装によって木らしさが失われないか」と気になる方もいるでしょう。

M-FECTは、木材を厚い塗膜で完全に覆い隠す仕上げではありません。木目や天然木らしい風合いを生かしながら、表面を保護しやすい半造膜型です。

16色のカラーバリエーション

カラーは15色とクリアから選べます。ただし、顔料を含まないクリアは木の風合いを直接感じやすい一方、カラー仕上げに比べて紫外線への耐候性が劣ると公式ページに記載されています。

色を選ぶときは、見た目の好みだけでなく、日当たりや経年変化も含めて検討すると安心です。

 

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5.天然木外壁材「Ow(オーダブリュー)」とは?

M-FECTとあわせて検討したいのが、株式会社丸紀の木質外壁材「Ow」です。Owは、和歌山県で育った紀州杉の無垢材を使用し、M-FECTで仕上げる外壁材です。

OwにM-FECT塗料を施した「Ow M-FECT」は、ウッドデザイン賞2024とiFデザインアワード2025を受賞しています。

名称 位置づけ 主な特徴
M-FECT 木質外壁用の塗料 セルフクリーニング、帯電防止、防虫・防腐・防カビ・防蟻性能など
Ow 紀州杉を使用した外壁材 縦張り、鎧張り、ボーダー下見板、ハーフログの4タイプ
Ow M-FECT塗装 M-FECTで工場仕上げしたOw 工場塗装済みの状態で納品され、現場塗装の負担を軽減


つまり、 「Ow M-FECT」は、天然木の良さを最大限享受出来る外壁材であることに加え、以下の魅力があります。

工場塗装済みで施工を進めやすい

Ow M-FECT塗装は、丸紀の工場で仕上げた状態で納品されます。
塗料が乾燥した状態で届くため、現場塗装の工程を減らしやすく、天候による作業への影響も抑えやすくなります。

・工場で塗装してから納品=現場での塗装が不要
・納品後すぐに取り付け=施工期間の短縮と費用の圧縮
・サイディング同様に品質のばらつきが少ない
・痛みや破損が起こった場合、部分的な張り替えが可能
など

4種類の外壁デザインから選べる

Owには、次の4タイプのデザインがあります。
(1)縦方向のラインがすっきり見える「縦張り」
(2)板を重ねた立体感のある「鎧張り」
(3)
横目地が通ったシンプルな「ボーダー下見板」
(4)
丸みのあるログハウス調の「ハーフログ」

デザインが豊富なことから、和風住宅だけでなく、北欧風、アメリカンスタイル、ログハウス、店舗、事務所など、幅広い外観に合わせられるのが特徴です。


 

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6.外壁に天然木を採用するためのチェックリスト

これまで紹介してきた内容から、天然木の外壁は、天然素材の良さを採り入れることが出来る一方で、木の素材に合った対応が必要ということをご理解いただけたと思います。

こちらでは、天然木を外壁に採用した方がいいのか、しない方がいいのかのチェックリストを作成しましたので、こちらでぜひ確認してみてください。

1:天然木外壁材OW M-FECTが適している方


⬜︎ 個性のある外観にしたい
⬜︎ 国産材を外壁に取り入れたい
⬜︎ 天然 木の外壁の腐朽や汚れが心配
⬜︎ 天然 木の外壁の点検やメンテナンス負担を軽減したい
⬜︎ 工場塗装済みの天然木の外壁材を探している
⬜︎ 実際の塗装された色や木目をサンプルで確かめたい

2:窯業系・金属系の外壁が適している方

⬜︎ 色や形が均一な外壁にしたい
⬜︎ 外壁の経年変化を避けたい
⬜︎ 点検や再塗装を出来るだけ行いたくない
⬜︎ 出来るだけ安い外壁にしたい

 

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8.木の外壁に関するよくある質問

Q1.木の外壁は、すぐに腐りますか?
木だからすぐに腐るわけではありません。

腐朽の大きな原因は、木材が水分を含んだ状態で長く置かれることです。軒や水切り、通気層などによって雨水と湿気を適切に処理し、防腐性能を持つ塗装を施すことで、腐朽のリスクを軽減できます。

Q2.M-FECTを塗ればメンテナンスは不要ですか?
メンテナンスが不要になるわけではありません。

セルフクリーニング機能などによって汚れや日常的な負担を軽減できますが、定期点検と、状態に応じた清掃・補修・再塗装は必要です。

Q3.セルフクリーニング機能で、すべての汚れが落ちますか?
すべての汚れが完全に落ちるとは限りません。

M-FECTは、塗膜と汚れの間に雨水が入り込むことで、汚れを流れやすくする塗料です。雨が当たりにくい場所や強く固着した汚れは、清掃が必要になる場合があります。

Q4.M-FECTは木目を隠してしまいませんか?
M-FECTは半造膜型で、天然木の木目や質感を生かしやすい仕上げです。

また、15色とクリアの合計16色から選べるため、木の表情を残しながら好みのカラーの家や建物にすることが可能です。実際の発色は、カラーサンプルで確認することをおすすめします。

Q5.クリアとカラーはどちらを選べばよいですか?
木そのものが持つ天然の木目の表情を重視するならクリア、好みの色合いにしたい場合はカラーをご選択ください。

Q6.木の外壁は防火地域でも使えますか?
建物の場所、構造、下地材、認定仕様によっては採用できる場合があります。

防火構造や法22条区域で求められる準防火構造とする場合、外壁に木板を張れないような地域でも【モイスTM】や【ダイライトMS9】を張ることによってその上に木板を張ることが出来ます。

Q7.色や木の質感を事前に確認できますか?
MM FACTORY STOREでは、M-FECTの無料カラーサンプルをご注文いただけます。

画面上の色と実物では印象が異なる場合があるため、外壁のように使用面積が大きい建材は、できるだけ現物で確認すると安心です。M-FECT無料カラーサンプルから詳細を確認できます。


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まとめ

木の外壁には、雨や湿気による腐朽、カビ、虫害、汚れ、色あせ、反りや割れ、メンテナンスなどの注意点があります。

しかし、これらは「木だから避けられない」と一括りにできるものではありません。適切な木材選び、雨や湿気をためない設計、正しい施工、木質外壁に適した塗装を組み合わせることで、多くのリスクを軽減できます。

M-FECTは、セルフクリーニング、帯電防止、防虫・防腐・防カビ・防蟻といった機能により、木の外壁の美観と耐久性を支える専用塗料です。

また、紀州杉外壁材「Ow M-FECT塗装」なら、天然木の表情を生かしながら、工場塗装済みの木質外壁材として採用を検討できます。

設計・施工・点検までを含めて検討することが、木の外壁と長く付き合うための大切なポイントです。


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9.MM FACTORY STOREへのお問い合わせの流れ

木の外壁を採用したいものの、耐久性や色、必要数量、施工方法などで迷っている場合は、計画が完全に固まる前でもご相談いただけます。

<STEP 1> OwとM-FECTの仕様を確認する
まずは外壁材「Ow M-FECT」公式ページで、外壁の形状、カラー、塗装の特徴をご確認ください。

まだ仕様を決めきれない場合は、「木の外壁を検討している」という段階でも問題ありません。

<STEP 2> 無料カラーサンプルで実物を確認する
希望する色がある場合は、無料カラーサンプルをご利用ください。

サンプルを見る際は、屋外の日なたと日陰の両方で確認すると、実際に外壁へ使用したときの印象をイメージしやすくなります。

<STEP 3> 必要な情報を整理する
お問い合わせ時に、分かる範囲で次の情報をご用意いただくと、案内がスムーズです。
すべてが決まっていなくても、分かる範囲で構いません。

(1)新築または改修のどちらか
(2)建物の所在地
(3)住宅、店舗、施設などの用途
(4)外壁のおおよその面積
(5)希望するOwの形状
(6)希望色または検討中の色
(7)希望する納期
(8)平面図・立面図・外観イメージの有無
(9)防火上の制限の有無
(10)現在困っていることや確認したいこと

<STEP 4> 問い合わせフォームまたは電話で相談する
ウェブから相談する場合は、MM FACTORY STOREお問い合わせフォームをご利用ください。

電話でのお問い合わせは、公式サイト掲載の本社窓口でも受け付けています。

株式会社丸紀 本社
電話:0738-22-2236
受付時間:平日10:00~17:00

<STEP 5> 仕様と見積もり内容を確認する
相談内容をもとに、サイズ、数量、塗装色、価格、納期、配送などを確認します。

図面をお持ちの場合は、見積もり依頼時に図面があることを伝え、指定された方法で送付してください。スタッフによる内容確認後、仕様や価格が確定します。

木の外壁に憧れはあるものの、「自分の建物に使えるのか」「どの色が合うのか」「どれくらい手入れが必要なのか」と迷うのは自然なことです。

OwやM-FECTについて気になることがありましたら、どうぞお気軽にMM FACTORY STOREへお問い合わせください。


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また当社は、弊社専任の担当が生産/仕入から納品まで一括対応いたしますので、安心してお任せいただけます。
外壁材、壁材/天井材、造作など、木質マテリアル全般をまとめてのご依頼も可能です。

お気軽にご相談ください。

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TEL 0738-22-2236
営業時間:平日10時から17時
(土日祝・および当社が定める休日を除く)
担当:篠原


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