「サイディング」という言葉は、住宅会社との打ち合わせや住宅展示場、建築会社のホームページなどでよく目にします。

一方で、「サイディングって何?」「外壁材とは違うの?」「どんな種類があるの?」と疑問を持つ方も少なくありません。

また、住宅業界に入ったばかりの方にとっても、日常的に使われる言葉だからこそ、一度基本を整理しておくと、お客様への説明もしやすくなります。

この記事では、サイディングの基本から種類ごとの特徴、選ぶ際に知っておきたいポイントまでを分かりやすく整理していますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。

目次

  1. サイディングとは?外壁材の種類を知る
  2. サイディングにはどんな種類がある?
  3. サイディング選びで知っておきたいポイント
  4. 木質サイディングを長く、綺麗に楽しむ塗料『M-FECT』
  5. まとめ

1. サイディングとは?外壁材の種類を知る

家づくりやリフォームでよく耳にする「サイディング」とは、住宅などの外壁に使われる、いくつかある外壁材のなかの一種になります。

外壁材は種類ごとに、それぞれ見た目や仕上がり、使われ方が異なります。

外壁材の種類 特徴
モルタル セメントなどを混ぜた材料を、職人が現場で塗って仕上げる外壁です。継ぎ目が少なく、自由な形に仕上げやすい特徴があります。
タイル 焼き物のタイルを外壁に貼る仕上げです。高級感があり、耐久性にも優れています。
ALC 軽量のコンクリート系パネルを使う外壁材です。断熱性や耐火性に優れ、戸建住宅や建物の外壁に使われます。
サイディング 工場で作られた板状の外壁材を、現場で建物に取り付ける仕上げです。現在の戸建住宅で広く採用されています。


◎現在の日本の新築戸建住宅の主流は『サイディング』

一般社団法人日本サッシ協会などの調査では、新築戸建住宅の外壁材として約8割がサイディングを採用しているとされており、多くの住宅会社や工務店で標準仕様として採用されています。

では、なぜこれほど多くの住宅でサイディングが選ばれているか、その主な理由は以下になっています。

《Point.1:品質が安定している》
工場で製造しているため製品のばらつきが少ない
《Point.2:デザインのバリエーションが豊富》
レンガ調や石目調、木目調など
《Point.3:施工効率が良い》
完成した外壁材を現場で取り付けるから手間がかからない

次の章では、サイディングの種類と、それぞれがどのような特徴を持ち、どのような住宅で使われることが多いのかをご紹介します。



2. サイディングにはどんな種類がある?

前の章でご紹介したように、サイディングは現在の住宅で最も多く採用されている外壁材です。

「サイディング」は、使われている素材によって特徴が異なり、大きく分けると「窯業系」「金属系」「木質系」「樹脂系」の4種類があります。

つまり、外壁材という大きな分類の中にサイディングがあり、そのサイディングの中にもいくつか種類がある、という関係です。

サイディングの種類 主な特徴
窯業系サイディング セメントを主原料とした、最も一般的なサイディングです。
金属系サイディング 金属板を使った軽量なサイディングです。
木質系サイディング 天然木を使った、木の質感を楽しめるサイディングです。
樹脂系サイディング 樹脂を使った軽量なサイディングです。


それぞれの種類には特徴があり、住宅のデザインや建てる地域、重視したい性能などに合わせて選ばれています。

ここでは、それぞれの特徴を見ていきましょう。

◎窯業系サイディング

窯業系サイディングは、セメントと繊維質を主原料として作られた、日本で最も普及しているサイディングです。
幅広い住宅デザインに合わせやすく、一般住宅で最もよく見かけるサイディングです。
レンガ調や石目調、木目調などデザインの種類が非常に豊富で、多くのハウスメーカーや工務店の標準仕様として採用されています。


金属系サイディング

金属系サイディングは、ガルバリウム鋼板などの金属板を使用したサイディングです。
軽量なため建物への負担が少なく、既存住宅のリフォームでも採用されることが多くあります。
また、断熱材と一体になった製品も多く、寒冷地などでも広く利用されています。


木質系サイディング

木質系サイディングは、天然木を使用したサイディングです。
本物の木ならではの木目や温もり、自然素材ならではの風合いを楽しめることから、デザイン性を重視した住宅や店舗などで採用されています。
近年は、塗料や加工技術の進歩により、以前よりも耐候性やメンテナンス性が向上した製品も増えています。


樹脂系サイディング

樹脂系サイディングは、塩化ビニル樹脂を使用したサイディングです。軽量で塗装が不要という特徴があり、北米では広く普及しています。
一方、日本では施工できる会社や採用例がまだ少なく、輸入住宅などで見かけることが多いサイディングです。


このように4種類のサイディングは、それぞれ特徴が異なり、どのサイディングにも、それぞれ得意なことがあります。
そのため、「どれが一番優れている」ということではなく、住宅のデザインや建築する地域、将来のメンテナンス計画などに合わせて選ぶことが大切です。

次の章では、4種類のサイディングを「デザイン」「重量」「メンテナンス」「採用される住宅」などの視点から比較し、それぞれの違いを分かりやすく整理していきます。


3. サイディング選びで知っておきたいポイント

ここまで、4種類のサイディングについてご紹介しましたが、それぞれ特徴が異なるため、「結局どれを選べばいいの?」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。

そこで比較表にまとめました。

サイディングの種類 主な素材 デザイン性 重量 メンテナンス 採用されることが多い建物
窯業系 セメント+繊維 非常に豊富 重め シーリング・再塗装 一般住宅全般
金属系 金属(ガルバリウム鋼板など) シャープでモダン 軽い 傷の補修など リフォーム・寒冷地
木質系 天然木 天然木ならではの質感 比較的軽い 塗料によって異なる デザイン住宅・店舗
樹脂系 塩化ビニル樹脂 シンプル 軽い 比較的少ない 輸入住宅など


このように、どのサイディングにもメリットデメリット、向き不向きがあるため、住宅のデザインや立地、メンテナンスの考え方などによって、選ばれるサイディングは異なります。

簡単に選びたい場合は、外壁に求めていることを基準に選びましょう。

種類 外壁に求めていること
窯業系サイディング デザインの選択肢を重視したい
金属サイディング 軽さやリフォームへの適性を重視したい
木質サイディング 本物の木ならではの風合いを楽しみたい
樹脂サイディング 塗装メンテナンスをできるだけ減らしたい


このように、住まいに求めることによって選ばれるサイディングは変わります。


最近注目の「木質サイディング用塗料」とは?

長年、日本におけるサイディングは、窯業系と金属系がメインでしたが、ここ数年で塗料や加工技術が大幅に進化したことにより、木質サイディングも以前より採用しやすくなっています。

そこで次の章では、最近注目されている木質サイディング専用塗料『M-FECT』の耐久性や美しい木目を長く楽しめる技術について、詳しくご紹介します。


木質外壁材『Ow M-FECT』の詳細はこちら


4. 木質サイディングを長く、綺麗に楽しむ塗料『M-FECT』

木質サイディングには、天然木ならではの温かみや美しい木目がある一方で、「汚れや変色が気になる」「こまめなメンテナンスが必要なのでは?」と心配する方もいるでしょう。

そんな木質外壁の魅力を長く、綺麗に楽しめるよう開発されたのが、MMFACTORYの国産杉外壁材『Ow M-FECT(オーダブリュー エムフェクト)』です。

和歌山県産の紀州杉に特殊な「M-FECT(エムフェクト)コーティング」を施し、天然木の美しさと、屋外で長く使うための機能性を両立しています。


美しい木目と耐久性を備えた「紀州杉」を使用

『Ow M-FECT』に使用されているのは、和歌山県産の紀州杉の無垢材です。

紀州杉は、温暖な気候と豊かな自然の中で時間をかけて育つため、年輪が緻密で均一になりやすく、美しい木目を持つことで知られています。また、油分を豊富に含み、寸法の狂いが比較的少ないことに加え、強度や耐久性にも優れています。

人工木にはない自然な風合いや一枚ごとに異なる木目は、建物の外観に温かみと重厚感を与えます。年月とともに色合いが少しずつ変化していくことも、本物の天然木ならではの魅力です。


雨を利用して汚れを落とすセルフクリーニング機能

『Ow M-FECT』の大きな特長が、特殊なM-FECTコーティングによるセルフクリーニング機能です。

塗膜の表面を水になじみやすい状態にすることで、雨水が外壁と汚れの間へ入り込み、付着した汚れを浮かせて洗い流しやすくします。

さらに、塗膜に配合された特殊なシリカ粒子が静電気の帯電を抑え、ホコリや塵が外壁表面へ引き寄せられるのを軽減します。

つまり、「汚れを付きにくくする」「付着した汚れを雨で落としやすくする」という2つの働きによって、木質外壁に発生しやすい黒ずみや排気ガスなどによる汚れを抑え、美しい外観を長く保ちやすくしているのです。

ただし、セルフクリーニング機能は、あらゆる汚れを完全に防いだり、メンテナンスを一切不要にしたりするものではありません。軒下など雨が当たりにくい場所や、汚れの種類・付着状況によっては、定期的な点検や清掃が必要です。


木材を劣化要因から守る多彩な保護性能と豊富なカラー

M-FECTコーティングは、外観を綺麗に保つだけではありません。木材の天敵となる虫や腐朽菌、カビ、シロアリなどに対応する防虫・防腐・防カビ・防蟻効果を備え、屋外で使用する木材をさまざまな劣化要因から守ります。

塗装は工場で管理された環境のもとで仕上げられるため、現場で一枚ずつ塗装する作業を減らせることもメリットです。仕上がりの品質を安定させながら、施工の省力化や工期短縮にもつながります。

カラーは〔COLOR〕15色+クリアの合計16色。施主様や周辺環境に合わせたカラーリングが可能です。

適切な下地構成により防火等制限地域にも対応

都市部などの防火等制限地域では、法令上の制限から「木の外壁は採用できない」と思われることがあります。

『Ow ハーフログ〈M-FECTコーティング〉』は、国土交通大臣認定を受けた下地材などと組み合わせ、所定の仕様で施工することにより、防火構造が求められる地域での採用を検討できます。

製品そのものに不燃処理を施しているわけではなく、下地材を含む外壁全体の構成によって防火性能を確保する仕組みです。そのため、採用できる仕様は建築地域や建物の構造、下地、認定条件などによって異なります。

実際に使用する際は、必ず認定書や設計条件を確認し、建築会社や設計士などの専門家と相談してください。

適切な構成を選ぶことで、戸建て住宅をはじめ、店舗、商業施設、福祉施設など、これまで木質外壁の採用が難しかった建物にも、天然木の意匠を取り入れられる可能性が広がります。


国内外で評価されたデザイン性と機能性

『Ow M-FECT』は、天然木の美しさと革新的な機能性が評価され、世界的なデザイン賞である「iFデザインアワード2025」と、優れた木材利用を表彰する「ウッドデザイン賞2024」を受賞しています。

紀州杉の豊かな表情を生かしながら、汚れや木材の劣化に配慮し、施工性や防火地域への対応可能性まで追求した木質サイディングです。

「天然木の外壁にしたいけれど、美観や維持管理が心配」という方にとって、『Ow M-FECT』は有力な選択肢のひとつといえるでしょう。


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5. まとめ

サイディングには、窯業系、金属系、樹脂系、木質系などさまざまな種類があり、それぞれデザイン性、耐久性、費用、メンテナンス性が異なります。

外壁材を選ぶ際は、見た目や初期費用だけでなく、建物がある地域の気候、求められる防火性能、将来のメンテナンス費用まで含めて比較することが大切です。

なかでも木質サイディングは、本物の木にしか生み出せない温かみや美しい木目、年月とともに深まる表情を楽しめる外壁材です。一方で、汚れや腐朽、虫害などへの対策が必要になるため、木材の種類や塗装、施工方法を慎重に選ばなければなりません。

MMFACTORYの『Ow M-FECT』は、和歌山県産の紀州杉に特殊なM-FECTコーティングを施し、天然木の意匠性とセルフクリーニング機能、防虫・防腐・防カビ・防蟻効果を組み合わせた国産杉外壁材です。適切な下地構成を採用することで、防火等制限地域でも木の外壁を取り入れられる可能性があります。

外壁は、建物の印象を大きく左右すると同時に、雨や風、紫外線などから暮らしを守る重要な部分です。それぞれのサイディングの長所と短所を理解し、デザイン、性能、維持管理のバランスを考えながら、住まいに合った外壁材を選びましょう。


木質外壁材『Ow M-FECT』の詳細はこちら


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